セールスフォースはどんな会社?転職の難易度から入社後の年収・業務内容・社風まで元社員に徹底インタビュー!

セールスフォース元社員インタビュー

今回は、「世界で最も革新的な企業」100社ランキング(2017年)で世界トップに輝くなど、「世界No.1企業」の呼び声高いセールスフォースについてご紹介します。中途採用で株式会社セールスフォース・ジャパンに入社し、法人営業を担当していた谷口 達彦(たにぐち・たつひこ)さんに、セールスフォースへの転職方法・業務内容・給料などを赤裸々に語っていただきます!

「セールスフォースに転職したい」
という方はもちろん、
「外資系企業に興味がある」
「営業としてキャリアアップしたい」

という方にも必見の情報が盛りだくさんなので、ぜひ最後までチェックしてくださいね!

ゲスト:谷口 達彦(たにぐち たつひこ) Twitterはこちら
株式会社セッション&カンパニ―代表/ゼンフォース株式会社 執行役員COO
・新卒でJTBグループ入社
・株式会社サーキュレーションにて経営コンサルタント/マネジメントに従事
・株式会社セールスフォース・ドットコムでインサイドセールスを担当

聞き手:船越 颯介(トプシューMC:サスケ)
・Youseful株式会社 取締役COO 副社長
・一橋大卒業後、三菱商事株式会社に入社
・2019年7月よりSaaSスタートアップの株式会社RevCommに参画

※本記事はYouTubeトプシュー / キャリアの図書館 (転職 | 就活)チャンネルより、以下の動画を記事にまとめたものです。動画でご覧になりたい方は、こちら↓をクリックしてください。

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目次

セールスフォースに転職できる人の特徴

船越(サスケ)

一般的な転職の方法としては、転職エージェント・スカウトなどがありますが、セールスフォースにはどのようにして転職されたのですか?

谷口さん

セールスフォースに勤めている友人の紹介で採用選考に応募して入社しました。実際に入社してみると、中途で入社する人の60%くらいがリファラル(社員紹介採用)でしたね。

船越(サスケ)

なぜそんなにリファラルが多いのでしょうか?

谷口さん

セールスフォースは従業員満足度ランキングで常に上位にランクインしていますが、実際働きやすいですし、会社が好きで働いている社員が多いです。社外に優秀な人材がいれば自然と「セールスフォースいいよ」と紹介したくなる状況が作れていると思います。

船越(サスケ)

働いている人が自ら勧めたくなる会社は強いですよね。セールスフォースに転職するうえで大切なことはありますか?

谷口さん

セールスフォースは外資系企業で、本社は米国にあり、営業拠点としてセールスフォース・ジャパンがあります。圧倒的に営業が強い会社なので、営業で成果を上げてきた経験が何よりも大事だと思います。

船越(サスケ)

中途で転職する場合、同じ外資系企業での営業経験は活きてきそうですね。日系企業からの転職であっても、例えば法人営業で抜群の成績を残している人はスキル面では採用されやすいのでしょうか?

谷口さん

そうですね。ただし、経験も重要ですが、転職先でも同じように営業成績を残せる再現性が大切です。

船越(サスケ)

ここでいう再現性とは、特定の商材に特化したセールススキルではなく、扱う商材や働く業界が変わっても高い営業成績を残せるスキルのことですね。今まで他の業界にいた方でも、再現性のある営業スキルがあれば入社のチャンスがあるということだと思いますが、どの業界から転職してくる人が多いですか?

谷口さん

他の業界からの転職は多く、様々なバックグラウンドを持つ方がいますが、中でも選考を通過しやすいのは、無形商材の法人営業経験者です。証券会社や人材業界経験者は多かった印象です。

船越(サスケ)

たしかに証券業界出身の方は多いイメージがありますね。僕の周りだと、商社出身でセールスフォースに転職する人も多いです。

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セールスフォースの業務内容

船越(サスケ)

では次に、入社後のお話を伺いたいと思います。セールスフォースに転職後の初期配属はどのような部署でしたか?

谷口さん

僕は、IT・SaaS・クラウドという領域が全くの未経験だったので、新人の割合が高いインサイドセールスに配属されました。インサイドセールスは、SDR(Sales Development Representative)*1とBDR(Business Development Representative)*2に分類されるのですが、僕はSDRでした。

*1:SDRとは「Sales Development Representative」の略であり、顧客からの問い合わせを受けて対応する組織のことです。

*2:BDRとは「Business Development Representative」の略であり、新しい顧客を見つけるためにアプローチする組織のことです。

ー出典:SDRやBDRとは?インサイドセールス成功のポイントとともに解説 | BtoBマーケティングラボ
船越(サスケ)

インサイドセールスのSDRというと、主にテレアポをする部隊ですね。セールスフォースに転職された方の多くは最初SDRに配属されるイメージなのですが、実際そうでしょうか?

谷口さん

おっしゃる通りです。セールスフォースについて詳しくない方からすると「なんだテレアポか」と思われてしまうかもしれませんが、この仕事が今後のキャリア形成において非常に重要なんです。というのも、未経験でセールスフォースの商材やソリューションを売ることはほぼ不可能に近いです。

なぜなら、セールスフォースは名前の認知度は高いですが、実際何ができるの?どんな課題を解決できるの?ということはあまり知られていません。多機能で複雑な商材かつ単価も高いので、営業自身が商品をしっかり理解していないと、勢いで売れることはまずありえません。

セールスフォースの営業職として成果を出すには、まずインサイドセールスの業務で商材やマーケットについて理解してから、商談を行うフィールドセールスをやるのがオススメです。詳しい数値は言えないのですが、インサイドセールスを経験後にフィールドセールスに異動した人のほうが、最初からフィールドセールスに配属された人より営業成績が高い傾向にあります。

船越(サスケ)

基礎がしっかりしている分、成果が出やすい可能性があるということですね。

谷口さん

加えて、フィールドセールスは、インサイドセールスとの連携も重要です。インサイドセールスの業務について理解していることも営業成績を上げていくうえでプラスに働きます。

船越(サスケ)

セールスフォースへの転職を考えている方で、「インサイドセールスはやりたくない」という方もいますが、入社後に着実にキャリアアップしていくためには、最初にインサイドセールスを経験しておく方が、将来のために良い可能性もあるということですね。

谷口さん

はい。スキルアップという観点ではとてもポジティブだと思います。社内でフィールドセールスを目指す方は多いので、確実に成果が出せる状態になっておくことは重要です。

船越(サスケ)

次は少し踏み込んで、お給料についても聞かせてください。インサイドセールス・フィールドセールスの年収は、それぞれどのくらいでしょうか?

谷口さん

営業成績やその時の報酬制度にもよりますし、インセンティブ(報酬金)など人によって異なるので肌感覚にはなりますが、SDR(反響型営業)の場合、インサイドセールスの中でも比較的営業未経験者が多いので、500~700万くらいだと思います。BDR(新規開拓営業)だと、600万円から、高い人で900万前後になると思います。

船越(サスケ)

結構金額に幅があるので、それだけインセンティブ(報酬金)の影響が大きいということですね。フィールドセールスの場合はいかがでしょうか?

谷口さん

フィールドセールスの中でもさらに部署が分かれていて、大きく分けると中小企業向けの営業部署と、大手企業向けの営業部署があります。中小企業向けの営業部署の場合、予算を100%達成して900万から1,000万くらいです。人によっては月収で1,000万以上稼ぐこともありますね。

船越(サスケ)

月収1,000万!?そこまでの金額となると、予算の何倍もの金額を売り上げた場合でしょうか。

谷口さん

受注金額が数億円に達するようなレアな案件で成約すると、あり得る金額ですね。また、大手企業向けのフィールドセールスになるとインセンティブ(報酬金)の金額も大きくなるので、夢のある職種です。

船越(サスケ)

年収にすると5,000万円から億に近い人もいるということですね。

谷口さん

常に達成しまくってたらですが・・・そういう方も稀にいますね(笑)

船越(サスケ)

日系企業だと、年収が高いと言われる総合商社の部長でも2,500万円程になります。インセンティブでもそこまで大きく差はつかないので、やはり外資企業は夢がありますね(笑)

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セールスフォース出身者は転職市場で高く評価される

船越(サスケ)

給与面以外のメリットは、何がありますか?

谷口さん

福利厚生の一環でハワイ旅行に行けたりしますね。しかも、家族や恋人の分の旅費も出してくれます。

船越(サスケ)

営業成績を残せる人の待遇はとことん手厚いですね(笑)

谷口さん

社外に関していえば、ビジネスパーソンとしての市場価値が非常に高くなるのもメリットです。セールスフォースという世界トップレベルで営業の強い会社で成績を残していれば、社外でも相当高く評価されますね。強烈な個人のブランディングになります。

船越(サスケ)

とてつもない年収のスカウトが来そうですね(笑)
僕もSaaS業界にいたので分かるのですが、セールスフォース出身というだけで採用する人事の目の色が変わりますね。SaaSという独特のビジネスモデルについて理解していて、営業力もあるので、年収の高いポジションやCxO(各部署の最高責任者)候補として採用される可能性もあります。転職においても、夢のあるキャリアが築けますよね。

谷口さん

SaaSの市場は成長していますが、そこで活躍できる人材はまだまだ不足しているのが現状なので、希少価値も高いですね。先ほどインサイドセールスの話をしましたが、インサイドセールスという職種そのものがまだあまり日本に浸透していないので、経験者が少ないです。しかし、インサイドセールスはSaaSの営業プロセスにおいて重要な役割を担っているので、需要が非常に高い状況になっています。成果を出してきた即戦力人材となれば、引く手あまたですね。

外資なのに人情味がある?セールスフォースの社風

船越(サスケ)

ここまで、セールスフォースの給与やスキルアップできる環境の魅力についてお聞きしてきました。僕の感じているセールスフォースの大きな魅力としてもうひとつ、社風や文化の良さがあります。セールスフォースで働いている人にお会いすると、温かみのある素敵な方だなと感じることが多く、外資系のビジネスライクなイメージとは少し異なります。実際セールスフォースで働いていて、いかがでしたか?

谷口さん

僕もその感覚はあります。外資系とはいえ、日本法人で働いているのはほとんど日本人ですし、クライアントも日本企業なので、社風は日本的ですよ。セールスフォースは外資的な目標達成に対するクールさと、日系的な人情味の両方をいいとこ取りしている企業、というイメージです。

成績を残せないから解雇するとか、即戦力採用だから放置される、みたいなことはまったくありません。ちゃんと人を育てる、大切にする企業なので、僕は本当にセールスフォースが好きでした。

船越(サスケ)

スキルアップもできて、給料も良くて、社員の方も素敵で、理想的な会社ですね・・・!
最後に読者の皆さんにメッセージを頂いてもよろしいでしょうか?

谷口さん

セールスフォースは、営業スキルを極めてキャリアアップしたい方にオススメです。純粋に成績で評価してもらえるので、モチベーションを保ちやすいです。また、一緒に働く仲間も優秀なので、切磋琢磨しながらスキルアップできます。

営業のプロフェッショナルを目指したい方は、ぜひ飛び込んでみてください!

まとめ

年収が高いだけではなく、営業スキルを磨ける環境、温かみのある社風など魅力的な要素が詰まった外資系トップ企業セールスフォース。
谷口さんはセールスフォース退職後もスタートアップの執行役員、会社経営、と新しいチャレンジを次々と成功させています。営業職はもちろん、谷口さんのようなキャリアを目指したい方にも、転職の選択肢としてセールスフォースはオススメの企業といえます。

「セールスフォースのような外資系企業に興味がある」
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