【商社を辞めたい方へ】元商社マンのリアルな転職体験談!転職後の年収やキャリアについて詳しく聞きました

商社辞めた理由アイキャッチ

「商社勤務、周りからは羨ましいと言われるけど辞めたい・・・」

「商社から転職したいけど、その後の年収やキャリアが不安」

そんな方に向けて、本記事では三菱商事から外資IT企業AppsFlyerへ転職した大谷龍弘さん(たつ)のリアルな転職体験談をインタビュー形式でご紹介します。転職のきっかけから転職に最適なタイミング、年収事情まで詳しく伺いました。

※本記事はYouTubeトプシュー / キャリアの図書館 (転職 | 就活)チャンネルより、以下の動画を記事にまとめたものです。動画でご覧になりたい方は、こちら↓をクリックしてください。

船越(サスケ)

今回は元三菱商事で現在外資IT企業AppsFlyerで働く大谷龍弘さん(以降:たつ)にお話を聞いていきます。僕も三菱商事出身なので、たつとは同期という関係性でした。たつが商社でどんな仕事をしていたのか、何がきっかけで転職をしたのかなどを聞いていきたいと思います。よろしくお願いします。

たつさん

よろしくお願いします!

インタビューキャプチャ1
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目次

三菱商事で身についたスキルは財務知識や語学力

船越(サスケ)

三菱商事ではどんな仕事をしていましたか?

たつさん

1年目から4年目まで、僕はずっと金属グループの資源投資部隊で南米の案件に従事していました。

船越(サスケ)

一般的に商社のビジネスモデルは、トレーディングと事業投資と言われるけど、その後者だね。主な仕事は事業投資先の業績管理だと思うけど、そこではどういうスキルが必要だった? PL(損益計算書)を理解する能力とか?

たつさん

そうだね。僕はもともと専門的な勉強をしてきたわけではなく、体育会キャラというだけで比較的ハードに働く金属グループに配属されたので、ゼロからスキルをつけていきました。4年間で身についたのは、PLとかBS(貸借対照表)など財務三表を読む能力や、エクセルなどのハードスキル、それと語学力だね。クライアントとのコミュニケーションでスペイン語を使っていたし、マーケットの情報はだいたい英語だったしね。

船越(サスケ)

なるほど。そこからたつは外資系ITのAppsFlyerに転職したわけだけど、転職活動をする際、商社で身についたスキルをどんなふうにアピールしていましたか?

たつさん

4年間商社で身につけたスキルの中で、転職で活きるスキルとしては大きく3つあって、①ビジネスの基礎理解②海外駐在経験で培われた語学力③社内交渉力などの物事を動かすソフトスキル。これらをできる限り具体的な経験と合わせて言語化してアピールしていたかな。

船越(サスケ)

よく商社出身者は、スキルを言語化しづらいって言うよね。バランスよく何でもできそうだけど、ハードスキルでわかりやすく伝えられるのが営業力くらいしかなかったり。

たつさん

僕は、まさにその典型例だった。それに加えて「めちゃくちゃ性格が良いヤツ」というパーソナリティを、自分で言うのもなんですがアピールしてましたね(笑)

インタビューキャプチャ2

総合商社の若手は3人に1人が転職!?

船越(サスケ)

三菱商事は新卒で入って定年まで勤め上げるという雰囲気がありますが、それぞれの年代で転職を考えてる人はどれくらいいましたか?

たつさん

勤続15年以上されている方で転職したって人はほとんど聞かないね。6~15年目くらいのマネージャークラスは、僕の感覚だと全体の10%くらいが転職していて、パターンとしては大きく三つくらいに分類される。一つ目は、MBAを取りに行って戻ってくる予定だったけど、別の道を歩み始める人。二つ目は、活躍してたのにいきなり辞める人。三つ目は、あまり活躍できなくて別の道を探す人、って感じだね。更に若い世代で1~4年目の若手は、一番転職率が高いと思う。3~4人に1人くらいは転職していたんじゃないかな。

船越(サスケ)

僕らの同期を見ても、20%〜30%くらいは転職してるよね。これから転職を考える人も結構いそう。

たつさん

そうだね。僕のところにも当時の同期や後輩からたくさん転職の相談が来るよ。

自分に合った仕事を求め外資ITへ

船越(サスケ)

転職しようと思ったきっかけは?

たつさん

商社で事業投資の部署でしばらく働いてみて、自分が事業管理の仕事に向いてないと思ったから。面白い面白くないとかではなく、社内にものすごくできる人がいて、僕はその人に逆立ちしても勝てないなと思ってしまったんだよね。三菱商事はすごく良い会社で、社内の人間関係も良くてすぐに転職したい、辞めたいという気持ちはなかった。けど、より自分に合った、価値を発揮できるキャリアを形成したいという想いは持っていたので転職サイトに登録して色んなオファーを受けたり、大学の先輩に相談したりする中でたまたま紹介でAppsFlyerに出会ったという感じだね。

船越(サスケ)

前職に対してネガティブな思いがあったわけではなくて、もっと自分に向いている仕事があるんじゃないかと考え転職活動を始めたということだね。給料についてはどう考えていたの?

たつさん

転職サイトの色んなオファーを見て思ったのは、「商社ほど給与面で良い条件の会社はない」ということ。仕事内容やポジションで見ればおもしろそうなオファーはあったんだけど、年収が高くても700万とか800万くらいだった。ただ、AppsFlyerはポテンシャルを見込んで当時の商社の給料と同じぐらいのオファーをくれたんだよね。

船越(サスケ)

やっぱり年収条件が下がる場合は、ポジションが良くてもかなり慎重になるよね。重要な選択だと思う。

商社を辞めて転職するなら5年目までに!

船越(サスケ)

僕らの周りでも、4~5年目以降で転職する人が増えてたイメージだけど、自身の転職のタイミングは適切だったと思う?

たつさん

僕の場合はめちゃくちゃ適切だったと思う。商社って5年目・30歳前後の役職がつくくらいからガッと給料が上がるから、年収を下げる選択肢を持てないと転職すること自体が難しくなる。商社と同等の条件の転職先なんてほぼないので。結婚して家族ができたりすると、自分だけの判断で転職を決められなくなるし、その後のライフイベントを考えても、安定を求めたくなるしね。

船越(サスケ)

たつは子供もいるわけだし、今三菱商事に残ってたら転職できないよね?

たつさん

できないね!絶対会社から出れない(笑)だって商社は夏のボーナスとかすごい額もらえたりするからね。

インタビューキャプチャ3
船越(サスケ)

商社のボーナスはすごいよね(笑)たつの話をまとめると、転職はライフイベントの影響も大きいので、もし年収を落とすなどチャレンジングな転職をするなら、5年目くらいまでに実行した方がいいよ、ということだね。とても学びになるお話が聞けました、ありがとうございました!

たつさん

ありがとうございました!

まとめ

「自分に合ったキャリアを探したい」という思いで商社を辞め、外資系IT企業へ転職を成功させたたつさん。商社を辞めたいと考えている方は、環境や年収など条件面は慎重になりつつ、エージェントの活用はもちろん、周りの方の話を聞くなどして転職活動を進めると良いでしょう。

たつさんのように「自分のバリューが最大限発揮できる仕事がしたい」という方は、ぜひトプシュー転職の無料相談をご利用ください!

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