営業職として仕事をしていると、
「ノルマに追われてつらい」
「年収アップ・スキルアップできる転職がしたい」
と考える方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、現役キャリアコンサルタントの小田さんに営業職のセカンドキャリアや年収を伺います!
ゲスト
小田 紘生(おだ ひろき)
神戸大学経営学部を卒業後、新卒で株式会社リクルートジョブズに入社。同社で営業企画・営業推進を担当したのち、2019年1月から株式会社リフカムに参画。リフカム入社後は「リファラル採用の推進を直接支援する」カスタマーサクセス職を担当し、その後同部門責任者を経て、2021年1月より執行役員に就任。第二新卒、新卒に向けたキャリア形成支援の活動や、他社でのカスタマーサクセス顧問など、幅広く社会活動も行っている。
聞き手
船越 颯介(トプシューMC:サスケ)
・Youseful株式会社 取締役COO 副社長
・一橋大卒業後、三菱商事株式会社に入社
・2019年7月よりSaaSスタートアップの株式会社RevCommに参画
※本記事はYouTubeトプシュー / キャリアの図書館 (転職 | 就活)チャンネルより、以下の動画を記事にまとめたものです。動画でご覧になりたい方は、こちら↓をクリックしてください。
あなたはどのタイプ?営業職の分類!
小田と申します。よろしくお願いします。
私は新卒でリクルートに入りまして、2年ほどタウンワークという商材の営業企画を担当しておりました。今は30人位のHRテックのスタートアップにおいて、ビジネスサイドの執行役員をしながら、キャリアコンサルタントという国家資格を取って、年間約20~30人の第二新卒の方の転職のご支援をさせていただいています。
今回は転職市場に詳しい小田さんと「集まれ営業経験者!セカンドキャリアについて一緒に考えよう」というテーマで対談していきます。今回、営業職のセカンドキャリアをテーマにした理由は、トプシュー転職に寄せられるお悩みの中で最も多いものの一つだからです。
たしかに多いですよね。大体文系は営業に配属されますしね。
まず営業といってもいろいろ分類がありますよね。小田さんはどう分類していますか?
一般的には4つに分類されますよね。4象限の図をイメージしたとき、横軸に誰に対して売るのかという軸を取り、縦軸に商品の形の軸を取ります。例えば無形×法人であれば、広告やITなどがあり、法人×有形では電子部品などがあり、個人×無形であれば保険などがあり、個人×有形であれば携帯電話などがあります。
市場価値の高い営業職とは?
この4象限の分類がわかりやすいですよね。転職支援をしていて、法人×無形商材の領域は、市場価値が高く、セカンドキャリアの選択肢も広いですよね。
おっしゃる通りです。ぜひ転職サイトに登録して求人票を見て欲しいんですけれど、営業職の求人は、無形商材の法人営業経験が2~3年以上で募集されているものがかなり多いです。
法人営業は決められた予算からいくらかを割いてもらわなければならないし、無形商材の提案は、論理的なプレゼンが求められるため、難易度は極めて高いと言われています。なので法人営業で無形商材を扱っていた経験は、多くの会社から求められる要件の1つです。
ありがとうございます。視聴者の方から「営業としてどのようなキャリアを積んでいけばよいのか?」という質問が結構ありますが、個人営業から法人営業へ異動したり、有形商材から無形商材を扱う部署に異動したりすると市場価値は上げやすいですよね。
営業職における今熱い転職先3選!
では、そんな市場価値の高い無形商材の法人営業経験者のセカンドキャリアとして人気なものはありますか?
1つ目は、同業界別職種への転職です。人材営業であれば人事、広告営業であれば広告運用・マーケティングなどへのキャリアチェンジです。
2つ目は、日系、外資系問わず、コンサルティング会社が法人営業経験者を積極的に採用しているので、第二新卒でコンサルに行くパターンです。
3つ目は、大手企業の法人営業経験者が、SaaSやスタートアップのフィールドセールス(*1)やカスタマーサクセス(*2)に転職するパターンです。このように営業経験者がセカンドキャリアで活躍する方法は様々なものがあります。
*1:フィールドセールスとは、顧客あるいは見込み客を訪問し、直接の対話を通じて製品やサービスを提案し、商談を進めて受注へとつなげる営業手法。現在の日本における基本的な営業手法。
フィールドセールスとは?効率化させるインサイドセールスとの連携
*2:カスタマーサクセスとは、製品やサービスを通じて顧客の成功を支援する概念。SaaSビジネスにおける目標である「いかに長く契約してもらえるか」を達成するための職種
カスタマーサクセスとは?カスタマーサポートとの違い・業務内容とKPI
転職で年収を上げることは可能?
上記3パターンの年収については、どの様に変化しますか?
1つ目の同業界別職種への転職後の年収は、未経験であるためほとんど変わらないです。
2つ目の日系・外資系コンサルタント職への転職後の年収は、約50万円アップが相場観ですね。
3つ目のSaaSやスタートアップのフィールドセールスやカスタマーサクセスでは、企業によって提示される年収額が大きく異なるのが特徴です。
法人営業で年収450万円から、大手のSaaS企業のカスタマーサクセスの内定が取れて、年収600万円を提示された事例もあります。また年収500万円から800万円になった事例もあるので、大幅に年収を上げられる可能性もあるので、フィールドセールスやカスタマーサクセスはおすすめです。
商材が強い企業で、ルートの法人営業をされている方に多いのが「私は人間関係を築いて、商材を買っていただいいているので営業力に自信がありません」というお声です。しかし既存のお客様と長く関わる中で、人間関係を構築して商材を使い続けていただくことは一つのスキルです。カスタマーサクセスもお客様と長期的に関わりながら、成功に導いていくお仕事なのでとても似通った経験です。
転職相談でセールスポイントを発見!
「自分は周囲より仕事ができない」「スキルがない」という理由で行動を起こすのをためらってしまう方が多いのですが、お話を伺うと全然そんなことはないんですよね。
実際、私が転職相談をした金融の方もアパレルの方も、とても愛嬌があるし行動力もある方だったので十分アピールできる強みを持っていました。また、アパレルの方の経験を深堀りすると、パートさんごとにマネジメントの仕方を変えたり、売れる商品の陳列について仮説検証したりしていて、ほかの人にはない”光るポイント”をもっていました。
こういったセールスポイントって誰にでもあるんですが、外部の人に協力をしてもらわないと見つからないんですよね。そういった意味で、トプシュー転職のキャリア相談はすごい素敵だと思っています。
ありがとうございます。キャリア支援の機能の1つは、求職者のセールスポイントを一緒に見つけ出してあげることだと思っています。
求人を紹介するだけでなく、セールスポイントを一緒に見つけてくれる素敵なキャリアアドバイザーの方に出会えたら、営業職の転職ってうまくいくのかなと僕は思います。
まとめ
営業経験を生かした転職は幅広く、ご自身の希望に合わせたキャリアアップを実現することが可能です。
この記事を読んで、
「自分の強みを見つけてくれるアドバイザーに相談したい」
「営業の経験を生かして、SaaSやコンサルにキャリアチェンジしたい」
「営業として年収をアップさせたい」
という方はぜひトプシュー転職の無料相談をご利用ください!
外資コンサル・総合商社・ベンチャー出身者などビジネス経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの「やりたいこと」「輝ける仕事」を実現する挑戦に伴走いたします!
ぜひ、お気軽に無料の転職相談にご応募ください!