転職先の候補として、近年採用が拡大しているコンサルティングファームを考えている人も多いのではないでしょうか?
特に近年のDXブームによって、アクセンチュアなどIT系のファームへの転職を検討する人は増えていますよね。
「外資コンサルに転職したいけど、やっぱり激務なのかな・・・」
「アクセンチュアってよく聞くけど、どんな仕事をしている?」
「コンサルタントのセカンドキャリアを知りたい!」
という疑問をお持ちの方に、YouTubeトプシュー / キャリアの図書館 (転職 | 就活)で人気の”外コン上司”こと伊藤洸暉さん(コーキ|Youseful株式会社執行役員・元アクセンチュア)に外資コンサルの働き方やセカンドキャリアを伺っていきます!
※本記事はYouTubeトプシュー / キャリアの図書館 (転職 | 就活)チャンネルより、以下の動画を記事にまとめたものです。動画でご覧になりたい方は、こちら↓をクリックしてください。
アクセンチュアの激務エピソード。漫喫事件とは!?
アクセンチュアは激務でしたか?実際働いてみて大変だった?
僕個人の感覚としては、幸いにもかなり激務を経験させていただいたと思っています(笑)
世間的には、コンサルは夜遅くまで資料作成や会議をしていて忙しそうという印象があるよね。具体的に暇な日と忙しい日それぞれの働き方について聞いていきます。まず暇な日はどうですか?
暇な日はほぼなかったです。2年目の一時期はあったかもしれないですけど、1年目は新入社員研修の時ぐらいしかゆとりがなかったですね。
そうすると暇なのは入社後の1か月くらいだけだったんだね。その後はプロジェクトによって全然働き方も変わるの?
プロジェクトによって全然違いますね。アクセンチュア全体では働き方改革をしてからホワイトになっているので、労働時間が少ない人もいるんですけど、自分の場合はなぜかいつも大変なプロジェクトばかりにアサインされてしまっていたので・・・
忙しい時期がずっと続いていたと。そのときは何時に起きて何時まで働いてたの?
一番酷かった時期は、朝4時半に寝て6時に出社するというような働き方をしていました・・・僕の中では漫喫事件と呼んでいます(笑)
事件(笑)具体的にどんなかんじだったの?
明け方に1~2時間寝て出社するという、睡眠時間が極端に短い働き方をしていました。勤務自体は深夜の1時とか2時までだったんですけど、お酒が好きなマネージャーと勤務後によく飲みに行ってたんです。他のプロジェクトの人も合流したりして、3~4時くらいまで飲み会が長引いてましたね。タクシーやホテルを使っていいよと言われてましたが、1時間ホテルに泊まっても仕方ないなということで漫画喫茶に泊まってました。翌朝6時に出社したらマネージャーはめっちゃピンピンしてて、この人の体力はおかしいなと思いましたね(笑)
アクセンチュアではマネジメントスキルが身についた
激務だねー。きっとこの記事を読んでいる方は「そんなに働いて良いことあるの・・・?」って気になってきたんじゃないかな。アクセンチュアに入ってよかったことってどんなこと?今、当時を振り返って、アクセンチュアで身につけておいてよかったと感じているスキルについても聞いてみたいな。
アクセンチュア時代に1番身についたのは、メンタルの強さです。アクセンチュアでは、クライアントから高額なお金を頂くので、当然その分高い価値提供を期待されます。新人であっても質の高いアウトプットを求められるのでプロフェッショナルとしての自覚とスタンス、そして最後までやりきるコミットメント力が身につきました。大変な思いはたくさんしましたが、新卒で身について本当によかったと思えています。
他にも身についたスキルはたくさんあります。ソフトスキルとハードスキルにわけると、ソフトスキルとしては、プレゼンテーションや会議のファシリテーションスキルが身につきました。僕はプロジェクト管理をするPMO*業務に携わっていたので、プロジェクトマネジメントのスキルも高く身についたと感じています。ハードスキルとしては、エクセルやパワポの資料作成スキルや、ITの基礎知識です。
PMO*: PMOとはProject Management Officeの略で、企業や組織において個々のプロジェクトマネジメントの支援を横断的に行う部門や、構造システムのことを指す。
今コーキと一緒に働いているけど、コーキのすごいところはまさにプロジェクトマネジメントスキルがとても高いところ。あとハードスキルとしては、SQL*を扱えるのも役に立つよね。
SQL*:SQLとはデータベースを管理するための言語。
1年目はエンジニアに近い仕事もしていたので、開発でSQLを経験できて良かったです。データを扱えるスキルは、身につけておくとビジネスにおいて有利ですね。
アクセンチュアのビジネスコンサルはPMO業務がメイン
アクセンチュアに入る人達は戦略とかITとか色々いるよね?どんな職種があってコーキはどこを経験してきたの?
ざっくりいうと戦略コンサルタント、ビジネスコンサルタント、エンジニアのこの三つで大きく分けられていますね。自分は2つ目のビジネスコンサル職として入社しました。アクセンチュアの新卒は初めは全員がシステム開発をしっかり経験します。そこからビジネスコンサルタントで入った一部のメンバーが、推薦や面接を経て、今でいうストラテジーアンドコンサルティングという部署に社内転職みたいな形で異動できます。ストラテジーアンドコンサルティングにいくとコンサル案件に携われるという感じですね。
コーキはストラテジーアンドコンサルティングに異動したんだっけ?
そうですね、短い期間ではありましたが、上司から推薦を頂いて最後の2年間はコンサルティングの方のプロジェクトに従事していました。
異動すると業務は劇的に変わるものなの?
変わりますが、皆さんがイメージされる戦略コンサル的な仕事ではなく、ITのシステム開発の中の上流を担当する、いわゆるPMOというプロジェクト管理です。経営コンサルの仕事を誤認してる人が多いと思っていて、経営コンサルの経営とはつまりマネジメントのことです。このマネジメントは戦略と管理と二つの意味があって、戦略コンサルは前者の戦略をやる部隊ですけど、総合コンサルのアクセンチュアやビッグ4のコンサル部隊は後者の管理をやっている傾向が強いと思います。
ポストコンサルのキャリアは大きく3つ
なるほど理解しました。アクセンチュアに入るとどんなセカンドキャリアが考えられるのかな?
もちろん年齢やその人の特性にもよりますが、大きく3つのキャリアがあります。①同業他社のコンサルに行く②事業会社のIT部門に行く③ベンチャーやスタートアップに行く、この3パターンが多いような気がしますね。
ベンチャーに行く人も多いの?
ベンチャーに行く人もいますね。私が1年目の時に一番お世話になった上司の方も、シニアマネージャーまで昇進した後にベンチャーに転職されて、今はCIOとCMOを兼務されていますね。
コーキが辞めたのって入社3年目だよね。そのタイミングで転職した同期の割合はどれぐらい?
厳密に言うと辞めたのは2年10ヶ月目で、3年目いかないくらいのタイミングです。その頃すでに転職していた同期は少なくて、7~8割ぐらいはアクセンチュアに残ってたと思います。年々すごくホワイトな会社になっていて働き方が改善されているし、年収も良い方だと思いますので転職する人が減っているみたいですね。
とはいえ上に行けるポジションは限られているよね?
そうですね、それこそ外資コンサルでよく言われるUP or OUT(昇進か退職か、という文化)ではないですが、コンサルティングの部隊は昇進が一定期間できなかったら他の組織に異動というルールが設けられていました。クビにされる訳ではないですが、結果をしっかり残さないと昇進するのは簡単ではないですね。
今回の話をまとめると、アクセンチュアでは非常に忙しい日々を過ごしたけど、そのおかげで結果的に強靭なメンタルと、ソフト・ハードともに高いレベルで様々なスキルが身についたということだね。大変な仕事だけどセカンドキャリアも豊かになるし、挑戦しながら活躍していきたい人にはオススメだよね。
キャリアアップしたいのであれば、コンサルを経験するのはオススメです!
そしてコーキは新しい夢や自分のキャリアを考えてYouseful株式会社に飛び込んできてくれたということだね!これからも一緒に頑張っていきましょう!本日はありがとうございました!
まとめ
コンサルは激務になる可能性もありますが、成長を続けるIT業界でトップレベルの高いスキルを身につけることができます。しかも、近年ではワーク・ライフ・バランスも整いつつあるようです。
ITコンサルに興味がある、マネジメント経験を積みたいという方にはアクセンチュアはオススメといえます!
この記事を読んで、
「自分も外資コンサルでバリバリ働きたい!」
「アクセンチュアに転職したい!」
「キャリアアップするためにコンサルに行きたい!」
という方はぜひトプシュー転職の無料相談をご利用ください!
外資コンサル・総合商社・ベンチャー出身者などビジネス経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの「やりたいこと」「輝ける仕事」を実現する挑戦に伴走いたします!
ぜひ、お気軽に無料の転職相談にご応募ください!